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被害相次ぐ「無資格アートメーク」 福岡県警、女性経営者逮捕へ 若い女性に注意促す

本件で当協会に取材をいただきコメントを寄せました



西日本新聞 10月28日(水)17時30分配信

 針で皮膚に色素を入れて眉などを描く「アートメーク」を無資格で行ったなどとして、福岡県警は医師法違反(無資格医業)の疑いで、美容サロン「サロン・ド・アイリス」=福岡市博多区豊2丁目=の女性経営者(64)を近く逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。県警は、アートメークを行う診療所を無許可で開設した医療法違反容疑で7月にサロンを捜索、捜査を進めていた。

医療行為であるアートメークは、感染症や肌トラブルなどの健康被害につながる恐れがあり、厚生労働省は施術には医師の免許が必要としている。
 捜査関係者によると、女性経営者は医師免許を持たず顧客にアートメークなどの施術をした疑いが持たれている。県警の任意の事情聴取に対し、女性経営者は無免許で施術していたことを認めているという。
 女性経営者をめぐっては、サロンと同じ場所で「アートメイクアカデミーアイリス」の名称を使って施術者の育成事業を営んでいたことも判明しており、営業実態の解明を進める。

●気軽に利用 健康被害続出 客側の認識不足指摘も

 「化粧の手間が省ける」「水にぬれても落ちない」などと若い女性に人気のアートメークをめぐっては、医療行為にもかかわらず無資格施術が横行し、健康被害の相談も相次いでいる。国民生活センターや業界団体は無資格業者を利用しないよう注意を促す一方、顧客側に対しても「医師免許が必要と知らずに利用する傾向がある」と認識不足を指摘している。
 「国際ライセンス所持者で、クリニックにおいて美容と医学を学ぶ」−。福岡県警が捜査している「サロン・ド・アイリス」「アートメイクアカデミーアイリス」経営の女性(64)は、ホームページでこう誇っていた。
 県警によると、実際には医師免許は持たず、受講生の中には長崎県でアートメークサロンを開業し医師法違反容疑で摘発されたケースもあったという。「放置すれば無責任な施術を助長し、新たな違法サロンの開業を招きかねない」と、県警幹部は強制捜査に踏み切った背景を語る。
 一方で国民生活センターによると、2006〜11年に「まぶたが腫れた」などアートメークの被害相談は121件に上り、大半は医療機関ではないエステサロンで発生していたという。
 医療機関でのアートメーク普及を提唱する日本メディカルアートメイク協会(東京)は「施術には一般に流通していない塗る麻酔薬を使用するが、医療を提供していないエステサロンがどこで入手しているのか不明だ」と危うさを指摘。「針を使うアートメークはエイズウイルス(HIV)やB型肝炎など感染症の恐れもあり、メークやエステ感覚の安易な利用は慎重にした方がいい」としている。

=2015/10/28付 西日本新聞夕刊=





 

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